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昔から女性が美しく見える条件として知られているのが「夜目」「遠目」「傘の内」である。この3つに共通するのは「ぼんやりとしか見えないこと」。女性にとっては、「なんと失礼な」と憤りたくもなろうが、よく考えてみると、すべての女性が救われる思いやりのある表現ともいえる。つまり「顔は近くで見ても似たり寄ったりの十人十色」と言いたいのだ。女性に限ったことではない。要するに「人の価値は顔よりハートで決まる」ということなのだ。〇そこで街に出てみた。「昼目」」「近目」「晴天」でも顔は隠れて見えないのだ。「歩きスマホ」「大型マスク」「大きめのサングラス」が歩いている(美人・それなり)の判別どころか男か女かの見わけすらむずかしい。 〇先日、雪と氷の札幌の街を歩いてみた。数人の女性とすれ違う。深々とした帽子を被り、首にマフラー、右手に傘、左手にスマホ。転ばないように前かがみで歩く。顔は見えないどころか無い。「アッ、そうか、だから雪国の女性はみんな美人なのだ」と妙に納得。「ちょっと失礼じゃないの」と叱られそう・・・・。 〇「よく見えないのが美人の条件」はちょっとひどい。では、これはどうだ。「女性は見られて美しくなる」。「なるほど、そうだ」と納得してもらえそう。▲テレビや舞台で「チョイ役で出ていた女の子が見られる回数が増えるにつれ、みるみる美しく変貌していく▲通りすがりの男性にチラッと顔を見られるたびにサナギが蝶になる。 〇最後にもう一つ美人が生まれる条件。それは「自分は美人だと自負すること」である。誰でもその瞬間がある。それは素晴らしく明るい豪華なトイレの洗面所で自分の顔が鏡に映し出されたとき。強い照明を鏡の周囲から当てると女性の美しさは望外にアップするものだ。初体験では「これ本当に私かしら?」と唖然自失。しばらくは動けない。動かなくなる。もちろん洗面所のレベルアップには洗面器や混合栓などのグレードを上げることは重要だが、まずは照明の種類、数、位置、角度をじっくり検証してみること。決め手は照明の強さ(照度・lux)である。「lux」を上げると「容貌・looks」も上がるというわけだ。 ▲たまたま街頭でテレビのインタビューを受けた女性が後日画面に映し出された自分を見て、その美しさにびっくり。「本当に私かしら?」。気をよくした彼女はその後もテレビ局のインタビューを心待ちして新橋駅周辺をブラブラしているとかいないとか。照明が女性を美しくする証明である。照明を変えることによって、美しい人はさらに美しく、そうでない人もそれなりに美しくなっていく。 ◎昨年3月トイレを明るく美しくリニューアルして女性に大好評の事例が多摩市にあると聞く。この目で確かめて改めてご紹介しよう。 |