水廻の総合商社  

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 ◎光のあるところに人は集まる


    

 もう3月。あっという間の3カ月。昔から「1月行った。2月逃げた。3月去った」というがまさにその通り。今年は特に短く感じるのは新元号に向け何もかもが駆け足で進んでいくからだろう。惜別の3月の次は出会いの4月。新入社員のバッジがキラリ。ピカピカの一年生が町に溢れ出る。5月からは新元号のスタートで日本中が沸騰する。特に首都圏にはヒト・モノ・カネ・情報が集中し地方へも瞬時に発信されていく。事あるごとに首都圏(特に東京)の役割は重要度を増す。東京への一極集中の是非については意見の分かれるところだが、議論そっちのけで集中が加速しているようだ。特に顕著なのが人口増である。通勤通学ラッシュ、渋滞、物価高、高家賃、待機児童、介護施設の不足などなどの問題を抱えながらもナゼ人が集まるのか?
▽理由としてよく言われるのが「あらゆるものが東京から始まる。だから若者にとっては魅力が一杯」。確かに新商品、ファッション、サービス、ゲーム、イベントなどなどみんな東京から始まる。
▽これらは若者が増える理由としては尤ではある。しかし高齢者にとってはどうだろう。〇高齢者に聞いてみた。次のような理由から彼らにとっても東京は快適なのだ。
①仕事(S)がある。②お金(M)もソコソコある。③血縁(B)や友達がいる。④便利(C)である。⑤日光(日照時間)が豊富である。5つの頭文字を繋ぐと、たまたま某証券会社名になってしまったのだが・・・・。
〇①~➃までは個人差はあるものの➄の日照時間(日差しを受ける時間)は平等である。
統計によれば関東8県の年間の日照時間は他に比べてダントツに長い(冬場に限れば差は歴然)。関東の冬は明るい。今年傘をさして外出したのは2回だけ。雪らしい雪はまだ降っていない(東京での降雪は年に4回程度)。今日も富士山の頂がくっきり見える。もう40年も横浜に住んでいる私の実感としては「冬でも豊富な日差し」がここに居心地よく留まっている理由の一つである。
「人は老いも若きも光のあるところに集まる」ものだ。
〇トイレ・洗面所だってそうだ。誰だって明るい方が好き。「事務所のトイレ、洗面所を明るくリフォームしたら社員にもお客さんにも好評」と社長さん。高速道のパーキングエリアのトイレの照明位置と数、照度を変えたら「イメージが一変したとお客の評価は上々、おかげで来客数もお店の売り上げも伸びた」とか「盗難・痴漢の心配、些細なトラブルも減ったようだ」の声も聞かれた。
〇昨年3月にトイレ、洗面所をはじめ大掛かりなリニューアルを実施した多摩市のピューロランドが若者、子供たちに大好評のようだ。アトラクション顔負けの豪華で奇抜な演出、遊べる施設の延長線上に自然に組み込まれたアイデアなど・・・お客がお客を呼んで大盛況。女性の館長さんが「お客様以上に喜んでいるのは社員です。みんな笑顔で生き生きと仕事させていただいております」とテレビで語っていたのが印象的だった。