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 ◎快便快速「ゴールドシート号」がゆく

                    

 選挙戦が終わった。争点は「少子高齢化対策・社会保障・年金問題」だった。論戦を通して明らかになったのは、「この解決に即効薬はない」こと。国をあげ党派を超え官民一体で取り組まなければならない永遠のテーマだ。少子化の根底にあるのは非婚・晩婚・離婚の増加である。流れは簡単には変わらない。変わり始めたとしても子供は出生から15年経たないと働き手(戦力)にはならない。女性パワー、外国人労働者への期待は大きくなるばかり。ここはひとつ高齢者に頑張ってもらうしかない。「定年延長・高齢者雇用」は年金問題とも絡んだ最重要テーマとして急浮上してきた。日本経済の高度成長を支えてきた高齢の皆さんに今一度頭脳と技術と経験を生かして長く働いてもらいたいものだ。そのためには就労意欲の湧く「環境造り」が必要だ。職場での環境整備や給与・勤務時間などの見直し、パソコンや通信機器を駆使した在宅勤務の仕組み造りも着々と進められている。そこで私はトイレの観点から高齢者が働きやすい環境づくりを提案したい。「そんな馬鹿な?」「ありえへん!」と笑われるのは覚悟の上で・・・・・・
✦前号でも述べたように家庭と職場のトイレ環境は世界最高の水準にある。しかし家庭と職場を結ぶ途中のトイレはどうだろう。車内での突然の便意、人身事故や車両故障での長時間停車などへの対応はどうか。最近では通勤客の多い路線ではイザという時の対策が取られ始めたようだ。駅構内(駅ナカ)にトイレを新設したり便器の数を増やしたり、「車いすでも入れるトイレ」も増えてきた。ペーパーの補充や内部の清掃にも気を配っている。空き状況を知らせる電光掲示やアプリで確認できる仕組みも備わりつつあるがまだまだ不十分。車内での緊急事態には対応できない。✦一つの方法としては、車両内にトイレを1、2か所設けること(かってJR,私鉄のローカル線にはトイレがあった)だが・・・・・問題点も多いので実施はむずかしそう。✦そこで提案したいのが「トイレ付の個室車両」である。特徴は座席がそのまま便座(洗浄・乾燥・暖房・消臭)になっていて、いつでも発射オーライ。広さはオムツの着脱ができる程度。通勤時だけの特別車両で電車1本に1車両だけ。乗客には次の条件がある。①60歳から70歳までの高齢者 ②事前申し込み(抽選)の定期契約 ③乗車賃は通常の2倍程度 ➃申し込みは企業などの雇用者又は個人⑤契約と支払いは雇用者または個人⑥シートの名称はゴールドシート✦車両の名称はプラス志向イメージの「快便快速ゴールドシート号」とか「エリートシート車」などどうだろう。「オシメ列車」などはもっての外。
◎実施に当たっての問題点は山ほどある。「そんな馬鹿な」と笑われることは承知の上での提案である。問題解決の糸口やヒントになれば幸いである。