水廻の総合商社  

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 ◎仲良し小道 ♪♪

          

 私の日課はマンションのベランダで朝夕2回スクワット(屈伸体操)をすること。もう10年は続けている。ベランダだから少々の雨風でも気にせずやれる。3階建て低層マンションの2階の角部屋。民家からも他のマンションからも離れているので、私がベランダで何をしようがどこからも見えない。ベランダからは「目と鼻の先、約15m離れたところ」に私の家に平行して小道が一本走っている。道幅は大人の肩が触れずにすれ違える程度で、長さは約20m。時折自転車は見かけるが車は入れない。簡易舗装だから雨が降ると水たまりができる。
童謡「仲良し小道」そのままの風景である。
♪仲良し小道はどこの道
いつも学校へみよちゃんと
ランドセル背負って元気よく
お歌をうたって通う道♪
まさにこんな道なのだが、歌詞と違うのは歩いているのが小学生ではなくて幼稚園児とママ。朝夕たっぷりと「可愛いドラマ」を見せてもらえる。
私のスクワットは当初は朝夕の適当な時間に気ままにやっていたのだが・・・・。最近はこの「ドラマ」の時間帯に合わせている。
詳しい会話の中身までは聞こえないが、仕草や表情でおおよその想像はできる。この年になって新しい発見。それは男の子と女の子の違いである。実に面白く興味深い。
☆自分から話題を見つけてママに話しかけるのは女の子。「今日、ワタシ、先生にほめられたの」「ママ、帰ってからお手伝いするね」などなど。
★ママに話しかけられても口が重いのが男の子。
「『お便り帳』を先生に渡してくれた?」「ウン」ならいい方、たいていは頷くだけ、「・・・・・・」。 イライラのママ「ちゃんと返事しなさい」。たまに口を開くと、「傘、忘れてきちゃった」。また叱られる。叱られそうになる前に先手を打つのが女の子。ますます深みに嵌まっていくのが男の子。
ベビーカーをのぞき込んで妹か弟に話しかける女の子。黙々と歩くだけの男の子。
例外はあるが大体こんな感じ。
今日は雨。小道に水たまりができている。ママと男の子がやってきた。さあどうする。「水たまりに気をつけなさいよ」「ウン」といったとたんに「ポチャ!」。
「今言ったばかりでしょ。どうしてワザワザ足を入れるのよ」。次に同じような男の子が現れた。「ママ、オシッコ」「もうすぐおうちでしょ、我慢しなさい」
その後ろからママと女の子。「ママ、水たまりに気をつけてね」「ありがとう」。男の子と女の子は幼いころから違うようだ。