水廻の総合商社  

ブログ

 ◎(最終回)トイレの居心地を悪くしよう?

            

 何?このタイトルは「居心地を良くする話じゃないの」。まあまあ最後まで読んでいただきたい。最近の個室トイレ、家庭はもちろん公共もオフィスもみんな立派になった。「出して流す」だけの単純作業の場ではない。至れり尽くせりの付加価値を備えた快適空間である。前回東京五輪当時の3Kトイレがウソのような変貌ぶり。ところが最近、皮肉なことに、この「居心地の良さ」が「待機の長い列」、「待たされるイライラ」の原因となっているのだ。商業施設やオフィスでの検証データから問題の根っこが見えてきた。「一人当たりの滞留時間(入ってから出るまでの時間)が長くなっている」という事実。「滞留時間が長い」理由は①用便後もスマホやタブレットなどを見ながらゲームや交信に熱中。②着替えや履き替え。イベント会場付近のトイレは特にひどい。自宅だったらドアを叩いたり「オーイ早くしろ!」で済むのだが・・・・。待機時間の短縮対策としては個室の増加が一番だがスペースの拡張、工事にはカネがかかる。あまりカネをかけずに滞留時間を短くする方法は他にはないのだろうか。アル、アル。4つの方法がある。①トイレの入口にあらかじめ注意書きを掲示(滞留時間が△分を超えた場合、体調を案じてチャイムと同時に声をかけさせていただきます)。②個室の外からブザーやチャイムで注意喚起(思いやりと譲り合いの気持ちを込めた表現やメロデイなどで優しく・・・・)または内部の人を気遣うアナウンスを流す(体の具合は大丈夫でしょうか・・・)実際にこの方法を採用して効果をあげている実例はかなりあるようだ。
③。平たい便座ではなく少し前傾させた商品をセットする。10度も前傾させれば居心地は相当ダウン。➃居たたまれないようなメロデイを流す装置を内部に設ける。例えば沢田研二の「勝手にしやがれ」とかソルティシュガーの「走れコウタロウ」はいかがかな。知らない人のために歌詞の最後の部分をご紹介しよう。
♪♪~~~寝たふりしてるまに出て行ってくれ アアアアアアア・・・♪♪
♯♯~~~走れ走れ走れコウタロウ 本命穴馬かき分けて 走れ走れ走れ走れコウタロウ 追いつけ追い越せ引っこ抜け ♯♯              
少々うるさいがこれならしぶしぶ出ていくしかない。しかし曲に聞きほれて寝込んだりされたら逆効果かな?